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アダルトチルドレンからの回復
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2013年5月
アダルトチルドレンへの処方箋~態度責任
あなたがもし車を運転していて、交差点で追突されたとします。
相手の明らかな信号無視で、あなたに落ち度はありません。
過失割合ゼロです。
幸い怪我はありませんが、大事にしている愛車に大きな傷を被りました。
あなたは、相手の運転者を車から引きずり降ろし、ボコボコにしますか?
また、車をそのままにして、現場から離れますか?
私たちはともすると、何らかの被害を被った際自分の側に非(責任)がない場合、
やり返すといった「目には目を」といった対応をしてしまいがちです。
極端な行動に出やすいのです(自分は悪くないという大義名分があるから)。
ですがここで考えて頂きたいのは、追突された責任は相手にあっても、それに
対してどう対処するかは、自分の責任です。
ひどい目にあったんだから、相手にどんなことをしてもいい(自分に責任はない)
というわけではないですよね。
また、相手に何をするかだけではなく、そのことで塞ぎ込むのか、苛つくのか、
適切な処置をしていくのかといった「態度」にも、自分が責任をもつべきです。
こういった責任の区別が明確に出来ないと、被害者意識に凝り固まり、他者
(加害者)に依存した生き方になってしまいます。
「加害者が変わらなければ(償わなければ)自分は変われない」といった
主体性を欠いた姿勢になってしまうのです。
それは、自分の人生の舵取りをその相手に委ねてしまっていることを表しています。
他人任せの人生では、自分の人生に責任をもっていることにはなりません。
無責任といったものです。
あなたは無責任な行動を取る人を信頼できますか?
私も実際事故にあったことがあり、その時追突して来た女性は交差点の真ん中に
車を放置し、その場から立ち去っていき驚いた(呆れた)経験があります。
自分の人生に責任をもたなければ自分を信頼することができません。
自分を信頼出来なければ、他者を積極的に信頼することは出来ませんし、何事か
に挑戦できる勇気がもてません。(自分が出す結果に自信をもてないからです)
主体的な生き方は、周囲(環境、条件)に振り回されず、流されず、支配されず、
常に自分から働きかけ、作り変えていく姿勢です。
そのためには、常に自分の側の反省と責任(なすべきこと)を明確にし、今ある
条件から出発し、望む結果を出すために必要な状況、条件を作っていくことが
求められます。
これが自己の人生(宿命・運命)の享受です。
ありのままに受け入れ、味わっていくのです。
享受が物事の起点となります。
ここからがスタートです。
自身に与えられた人生(環境、条件)を恨み、「嘆き、疲れ(萎縮)の人生」にするのか、
いかなる状況も受け入れ、全てを活かし「味わい(充実)の人生」にするのかは、
自分次第ということです。
自己信頼感を育て、自己価値の再発見を実現するためにも、自分の人生に責任を
もって生きていきましょう。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2013年5月21日 20:47
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