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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい
教育: 2023年10月

親ガチャを超えて~ゆるしと和解②


前回からの「ゆるし」についてお話しします。

「自己贖い」を止めるためにも、「ゆるしと和解」が必要です。

自分をゆるせないのは、完璧主義というよりも、慢心からです。

慢心は、独りよがりの思い込みから自他への敬意を忘れます。

傲慢になりやすいですね。




「ゆるす」には、「許す」「赦す」があります。

「許す」ことは、自身の未熟さを自覚し、やり直すことを自身に許可することです。

反省すべきは成した行為であって、存在そのものを否定するものではありません。

自己肯定が大切です。




「赦す」ことは、したことを無罪放免にすることではなく、充分な反省をし、その影響から自分を

自由にすることです。後悔自己憐憫を手放すということです。

親に対してネガティブな感情を抱いたとしても、それも自然なことです。

しかし、自身を被害者とみなし続けるような非生産的なことをやめることです。

裁かず咎めず責めずです。

責任を認め、反省し、改めていく姿勢、心根を自身で承認してあげるのです。

「ゆるす」とは、自分を縛らず主体的に緩め、ほどき、放すこと。

解き放ちです。




謙虚さがなければ反省をしません。

慢心は油断を招き、問題をそのままにしてしまったり、責任転嫁してしまったりと、無責任体質

つくります。

それでは生き辛さはなくなりようがありません。









※オンラインでのご相談も承っています。
お部屋とつながりますので、お気軽にどうぞ。



AC、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動

の中から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc-seminar/

 

新プロジェクト〈OKAGESAMA fellowship〉開始!
これまでの、かえって長期化を招いてしまっている家族会や居場所とは
違う当事者家族にとって本当に必要な「行き場」の提供です。



 


アダルトチルドレン回復サポート
NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
 https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


親ガチャを超えて~ゆるしと和解①


ステップ7、8の「和解」について述べてみましょう。

和解は「関係の修復、再構築」です。

いかなる問題でもその解決のポイントは、「争わない」ことです。

そのためには「否認(抵抗)」をしない。

争えば、敵にまわします。




本来の自己との和解は、仮面をかぶり偽っていた自身の未熟さ不完全さを認めゆるすのです。

本来の自己を抑圧傷つけていた自分をゆるすのです。

そうせざるを得なかった自分を守るために取った行為だったのですから。

生き抜いてこれたのです。

それが出来れば、他人の未熟さも受け入れられます。




和解のためには、誠実に向き合いゆるすことが必要です。

自己のゆるしは、自己否定感にとらわれなくなることでもあります。

自分を責めれば、償い贖いを始めてしまいます。

それは、自己破滅的な生き方を選択してしまいます。

それでは誠実な態度とは言えません。

ゆるしに関しては、次回また述べてみましょう。

(続く)








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親ガチャを超えて~私は誰?


ここからは、引きこもり者バージョンです。

AAの12ステップ、8と9は、ひきこもり者たちには、適当ではないので省き、2つのものを加えました。




ステップ7
「偽りの自己の仮面の下に隠れていた「本来の自己」の存在を実感できるようになり、

この“もうひとりの自分”と和解しようと思うようになった」


偽りの自己とは、社会生活の中では様々な場面、相手との関係性から、多様な顔をつくり振る舞わ

なければなりません。

本音の自分を隠さなければならない機会が、少なくありません。

適応し、自分を守るためです。




特にひきこもり者たちは、疎外されないため、愛されたいために過剰に適応し過ぎたがために、

「本来の自分」を見失ってしまっています。

もっと言うと、そもそも自分というアイデンティティーを構築できずにきています。

つまり、自分が何者かが分からないでいるのです。

何者かを知り、見失っていた自分との「和解」が必要になってくるのです。









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