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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい
トラウマ: 2018年1月
アダルトチルドレンからのQ&A~生き辛さの病巣 ③
自滅的な人間関係や、引きこもるといったような習癖的な行動の固定的
パターンにはまりこむと、それがしっかりと確立されてしまいます。
こうした行動パターンは自分のまわりに殻(鎧)を形成し、それが痛みを
伴う感情から自分を切り離してくれます。
しかしそのことは同時に、世界を経験することから自分を切り離しもする
のです。
世界が自分にはっきりとした敵意をもっているものとして経験され、
他者と結びつこうとしたり人生に積極的に取り組もうとすることを一切
やめて、世界を全否定する状態へと閉じこもります。
自ら作った牢獄の囚人です。牢獄の扉が外から入り込めないほど強固に
なってしまった状態です。
こうなると、外の世界との接触がほとんどなくなります。
こうして孤立が完成するのです。
そもそもこれらは、痛みからの逃避の企てだったはずなのですが、もう
そこから元へは引き返せないほど深い否定的な心理状態へと自分を陥らせ、
痛みと戦うのに痛みをもって臨み、人生からの切り離しといった結果まで
をも招いてしまうことになるのです。
なぜ現状の改善のために変化を起こしていく勇気を出せないのか。
自己の存在の危うさに対する恐れがあるからです。
中退や履歴の空白があると「将来がない」と決め込み、これからを失って
しまいます。そうすると、今を生きる意味を見いだせなくなってしまいます。
そうして、自堕落な生活ぶりが繰り返されるのです。
自分の存在に意味を与えてくれる他者との関わりを失えば、ここに生きて
いる存在の意味を喪失します。
存在自体を恥ずかしく感じ、そうして存在を隠し始めます。
自分のことを自分でできない、様々な「できない」が増えてくれば、自己の
無価値さ、依存し他者の負担になる生の無意味を感じます。
無力さと罪悪感を感じ、挑戦することを避けていくのです。
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(NPO法人 地球家族エコロジー協会) 2018年1月15日 00:03
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