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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい > アーカイブ > アダルトチルドレン: 2018年6月

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい
アダルトチルドレン: 2018年6月

アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ⑥


自助力を高めるためには、自分を敵にまわさないということです。

自身に不信感をもっていたり、あるがままに受けいれられていなければ、

抵抗(反抗)しているわけですから、自分を敵にまわしています。




自分を敵にまわしていては、自分の思うように自分が動いてくれません。

「こうしたい」と思っても、そうしてはくれないのです。

勇気をもって何かにチャレンジしたいと思っても、しり込みしてしまったり、

失敗した自分に辛辣な言葉をあびせ、貶めるようなことをします。

自分を味方につけるためには、自分をゆるし、和解していくことが大切です。







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アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ⑤


今までの生き方を支えてきた誤った信念を振り返ってみましょう。

特に自己像に関わることです。

例えば、「自分は意志が弱い」「劣っていてダメ」「臆病」「人から信用されない」

など、あたかも存在価値が無いような自己認識をもっていませんか?




こういった自己イメージは、あらゆることに反映しますが、特に人間関係

強く影響します。

人間関係の源泉は、親子関係です。




自助力をつけるためには、本来のありのままの自分を知ることが大切です。

両親からどういう関わられ方があったかを点検してみましょう。

大切にされていましたか?

敬われていましたか?

疎んじられていませんでしたか?

「親の期待に応えられず、いい子ではなかった」といった根拠なき罪悪感

抱えた自己像のまま、無批判に信じ込んだ誤った信念はありませんか?




あなたが育った環境で生きぬくために、あなたが被った仮面(鎧)を脱いで

みましょう。

そこに本来のあなたの姿があるはずです。







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アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ④


自助は、何も人の手を一切借りず、すべて自分独りでやるということでは

ありません。

シリーズ①でも述べたように、自分を助けるためにも周囲からの助力を受け

られるようにしていくことも大切です。




ですが、「自分なりにやっているから」と周囲からの忠告を聞かなかったり、

わざわざ援助の手を振り払うようなことをしてしまう場合があります。

この「自分なり」が要注意です。

自分なりの結果が今の状態と認識してください。

ですから、今現在何らかの生き辛さを感じているのであれば、その「自分なり」

が適切ではなかった
ということです。




今までの生き方を支えてきたある信念が誰しもあります。

信仰とも言えるかも知れません。

家神(いえがみ)信仰です。

一族・家族・家系に代々伝わってきた教え(刷り込み)です。

「家神さまの祟りじゃ~」ではないですが、自己像に関しての歪んだ(誤まった)

認識をもたされています。

その信仰からはずれることで罰が当たると恐怖しています。

その自己認識であるがゆえに、生き辛さを感じなければならないのです。




あらゆる問題解決のためのスタートラインは、「受容」です。

今までの生き方を支えてきた誤まった信念への信仰をやめ、必要だからこそ

この身に起こっていることだと、あるがままに現状を受け入れる決心
をして

みてください。




あるがままとは、感情、評価を差し挟まずにという意味です。

真っ直ぐ見るということです。

必要だからというのは、自己の成長のために必要ということです。

つまり、その出来事を通して自分にとって学ぶべきことがあるということです。

気づいていない。足りていないことがあると自覚して、真正面からそのことに

向きあうということです。




そうしようと、先ずは決心するんです。

すぐに受け入れられなくてもいいんです。

できませんから(笑)。

「そうする!」と強く思えばいいんです。先ずは。

シリーズ②で述べたように、〈日々の生活がままならなくなっている〉

のですから。

自分を助けられるためには、気づき学びが必要なのです。

決心して、謙虚に学ぼうという姿勢をつくりましょう。








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アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ③


被害者意識が強いほど、自身を変えていくことに抵抗します。

変化を起こすことにためらいが強いのです。

変化を起こす勇気が出せないのです。

なぜなら、自らが人生の担い手であるという自覚がもてず、自らの判断、

選択、結果に対する責任を認識できていないからです。

現状の改善のために変化を起こしていく不安感の方が、現状に対しての

不満足感より勝ってしまっているのです。




勇気の反対は、臆病ではなく、追従依存です。

被害者意識は、加害者としての他者に依存し変化を求めます。

「親が変われ! おまえらがこうした! 人生返せ!」と。




なぜ勇気を出せないのか。

それは、自己の存在の危うさに対する恐れがあるからです。




自己の存在を揺るがすネガティヴな感情は、不満や不安から生じます。

不満は、思うようにならない、得られない、失うといった状況で起こります。

不安は、安心できない(危険な)状況で起こります。




充たされない不快をごまかすために、何ごとかに固執します。

安全感を得たいために、自分の見解に周囲(世界)を合致させようと、事実を

歪めて捉えます。


自分だけをあてにし、自分だけで事足りているという錯覚や孤立主義へと

傾向を強め自我肥大状態(傲慢)を招きます。

これは、人を身近にせずますます自己の存在を危険に晒していく結果と

なります。

自身の見解への拘りは、変化を拒むところからはじまり、自分の判断力を

信じ過ぎていたことで迷いを深めた
ということを理解しましょう。






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アダルトチルドレンからのQ&A~セルフヘルプとは? ②


何らかの自助グループに属している人たちは、生き辛さからの何らかの

行き詰まりを感じておられることでしょう。

生きていく中で、その行き詰まりを感じた際は、そのことにおいて今の

自分の無力を覚る
ことです。




無力を覚ることは大事なことなのです。

なぜなら、事実に対して謙虚になり、現実に真摯に向き合うことでこそ、

現状をありのままに受け入れることが出来るからです。

あれこれ言い訳が出てくる状態は、受容が出来ていないということです。




敬意反省が無ければ、慢心が生じます。

慢心は向上心の妨げとなり、学ぶ姿勢を作りません。




何に対しても敬意をはらうというのは大切なことで、問題に対しても、

敬意をもって向き合うことで、その問題と争わなくて済みます。




反省は原因と結果の再検討であり、前へ進むために後ろを振り返ることです。

反省にならず、ただ後ろ向きに悔やんでばかりの後悔になってしまっている

ことが多いようです。

反省があってこそ、気づき学びがあります。

問題に抵抗反発していては、そこから何も見えてきません。

問題と争わず、自分の味方につけていきましょう。




ものごとがうまく進まない人の特徴に、言い訳が多い。うまくいかない理由

を他者のせいにするというのがあります。

毒親がどうのこうの」と他者のせいにしても事態の改善にはなりません。

自分を被害者や犠牲者の立場に置いていては、加害者である誰かが変わる

ことをただ待つだけになってしまいます。




現実を直視し、自ら対策を打っていくことです。

自分の身に起こっていることは、自身が責任もって主体的に働きかけて

いかなければなりません。

親がなしたことに責任をもつ必要はありませんが、その親に対する自分の

態度と行動には、責任をもたなければなりません。




ものごとがうまくいくためには、判断・選択・決定・行動に自分で責任を

もつことです。

思考停止は、周囲に流される(依存的)生き方を招きます。

自分で考え、責任をもつことは、後始末後片づけを怠らないということ

でもあります。

自分の人生にしっかり責任をもちましょう。

行き詰まりを感じたとき先ずは、自分自身の見解から離れられず、この囚われ

のために日々の生活がままならなくなっていることを謙虚に認めましょう。







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